
生物 · 恐竜
ボレアロペルタ・マークミッチェリ
出典の時代背景(種の存続期間ではない) · ≈ 143–66 Ma
推定生体復元
Borealopelta markmitchelli
概要
ボレアロペルタ・マークミッチェリは、硬いよろいと大きな肩のとげをもつ恐竜です。骨のよろいのあいだの鱗と、体色の手がかりまで残りました。石になった骨格を越えて、生きていたときの外見を研究させてくれた化石です。[1]
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主な事実
よろいをまとった恐竜の色も、化石から研究することができます。2017年の研究は、色素とその分布を分析して、上側は赤褐色で、下側はより明るかったと解釈しました。明るいところと暗いところの違いが、体をどのように見せていたのかを考えさせてくれます。[1]
時代と場所
白亜紀前期の、現在のカナダから知られる恐竜です。標本を包んでいた岩石は、ワビスカウ部層と記載されました。白亜紀前期は、およそ1億4000万〜1億年前の時代です。[1][2]
年代範囲は出典の文脈を示し、この種の全存続期間を意味しません。
大きさ・形態・骨格
低く幅広い体に、横に並ぶ骨板の列と、そのあいだの鱗の列があります。いちばん大きな肩のとげは、後ろ外側へ曲がって伸びています。2017年の研究は、不完全な模式標本をもとに、全長を約5.5mと復元しました。[1]
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生息地と繁殖
模式標本の腹の中には、植物の組織が入った塊も残っていました。2020年、研究者は位置と中身などを根拠に、これを飲み込んだ胃の内容物と解釈しました。シダ植物の葉が目立ち、この個体の最後の食事の場面を探らせてくれます。[3]
著者たちは、この資料が一個体の生涯の最後の数時間ほどを示す、短い出来事だと説明しました。季節や地形によって変わりうる食事のうちの、ある一瞬をのぞき込むことになるわけです。よろいの外見と体の中の植物の痕跡が、異なる暮らしの物語を伝えてくれます。[3]
化石の発見
2011年3月、サンコア・ミレニアム鉱山で働いていた作業員が化石を見つけました。当時は、カナダ・アルバータ州北東部の鉱山で、上部の土砂と岩石を取り除いている最中でした。ロイヤル・ティレル博物館とサンコアの職員が回収した標本は、2017年の、立体的に保存されたよろい竜の研究へとつながりました。[1][4]
出典
研究の問い
大きなよろいをまとった恐竜にとって、体色はどんな役割を果たしていたのだろうかと気になります。研究者たちは、色素と保存位置を比べて、カウンターシェーディングという上下の色の違いを提案しました。化石の化学的な痕跡と骨の形をあわせて読む研究です。[1]
観察ポイント
背中を横切る骨板の列と、そのあいだの鱗の列を分けて見てください。肩から後ろ外側へ伸びる大きなとげをたどると、このよろい竜の特徴がよくわかります。[1]
関連する生物
恐竜の仲間の異なる体つき
ボレアロペルタとセケルノサウルス・コエルネリの体と、生きた背景をあわせて見ていきます。ボレアロペルタ:ボレアロペルタ・マークミッチェリは、硬いよろいと大きな肩のとげをもつ恐竜です。骨のよろいのあいだの鱗と、体色の手がかりまで残りました。セケルノサウルス・コエルネリ:カモのような広い口をもつ植物食恐竜は、北アメリカだけに暮らしていたわけではありません。セケルノサウルス・コエルネリは、南アメリカのパタゴニアのハドロサウルス類です。