
生物 · 被子植物・花
Macginitiea gracilis
出典の時代背景(種の存続期間ではない) · ≈ 61–34 Ma
推定生体復元
Macginitiea gracilis
概要
手のひらのように5つに分かれて広がる葉をもつ、昔の植物です。マクギニティエア・グラキリスは、現在のプラタナスが属するスズカケノキ科の親戚です。葉一枚だけでも、昔の森の姿を思い浮かばせてくれます。[1][5]
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主な事実
葉の裂片の数は、名前を区別する糸口になります。この種はたいてい5つの裂片がはっきりしており、近いマクギニティエア・ノビリスは3つの裂片が中心です。似て見える葉を詳しく見ると、異なる歴史が見えてきます。[3]
時代と場所
暁新世と始新世の北アメリカの、複数の植物化石群から知られています。現在のアメリカ合衆国ワシントン州のリパブリックと、カナダ、ブリティッシュコロンビア州のホースフライは、始新世の葉に出会える産地です。およそ6000万〜5000万年前ごろの森を訪ねる道しるべになります。[1][3][4]
年代範囲は出典の文脈を示し、この種の全存続期間を意味しません。
大きさ・形態・骨格
葉柄から太い葉脈が指のように広がり、それぞれの裂片へと向かいます。外側の太い葉脈は、葉の基部の上で分かれることもあります。木全体の高さよりも、この葉の輪郭と葉脈をまず見るほうが、種の特徴を読み取りやすくなります。[5][3]
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生息地と繁殖
ホースフライの植物化石群からは、葉とともに、丸い果実の頭が列をなして付いたマクギニカルパの化石も出ました。二つの器官がいくつもの産地でともに見つかるため、同じ植物の部分である可能性が研究されています。離れた葉と果実を結びつけて、昔の森の植物を知っていく過程です。[4]
化石の発見
1987年、ウルフとウェアは、リパブリックの葉をこの名前でまとめました。後の研究は、別の名前で呼ばれていた暁新世の葉もあらためて比べました。古い標本の名前をたどることは、植物が広がった歴史を読むことと重なっています。[1][3]
出典
- Wolfe & Wehr (1987) — USGS Bulletin 1597 · Macginitiea gracilisの種記載
- Huegele & Correa Narvaez (2024) · Revisiting the Iconic Macginitiea Plant and Its Implications for Biogeography, Basilaminar Lobe Development, and Evolution in Platanaceae
- Manchester 2014 — Revisions to Roland Brown’s North American Paleocene flora
- Pigg et al. 2023 — The early Eocene flora of Horsefly, British Columbia
- Burke Museum — Republic Macginitiea gracilis leaf
- Wolfe & Wehr (1987) — USGS Bulletin 1597 · Macginitiea gracilisの種記載
- Manchester 2014 — Revisions to Roland Brown’s North American Paleocene flora
- Pigg et al. 2023 — The early Eocene flora of Horsefly, British Columbia
- Burke Museum — Republic Macginitiea gracilis leaf
- Wing & Hickey1984 — The Platycarya Perplex and the Evolution of the Juglandaceae
- Wilson1977 — ブリティッシュコロンビアの始新世の淡水魚
- Wilson — Horsefly化石産地の調査
- Wolfe & Wehr (1987) — USGS Bulletin 1597 · Macginitiea gracilisの種記載
- Burke Museum — Republic Macginitiea gracilis leaf
- Manchester 2014 — Revisions to Roland Brown’s North American Paleocene flora
- Pigg et al. 2023 — The early Eocene flora of Horsefly, British Columbia
- Pigg, Manchester & DeVore (2023), The early Eocene flora of Horsefly, British Columbia, Canada and its phytogeographic significance
- 北米の複葉を持つスズカケノキ科の研究
- Wolfe & Wehr (1987) — USGS Bulletin 1597 · Macginitiea gracilisの種記載
- Burke Museum — Republic Macginitiea gracilis leaf
- Manchester 2014 — Revisions to Roland Brown’s North American Paleocene flora
- Pigg et al. 2023 — The early Eocene flora of Horsefly, British Columbia
研究の問い
似た葉は一つの種の変化なのか、別々の木なのかが気になります。裂片の数と縁、葉脈をあわせて比べ、果実・花の資料を加えると、問いが具体的に変わっていきます。葉一枚から始まった研究が、植物全体の進化へと広がります。[2][3][4]
観察ポイント
5つの裂片の輪郭を見たあと、それぞれの先へと伸びる葉脈をたどってみてください。[5]
関連する生物
始新世北アメリカの葉と植物の器官
マクギニティエアの始新世の葉と、プラティカリアのさまざまな植物の器官をあわせて見てください。北アメリカの異なる化石産地をたどりながら、手のひらのように分かれた葉と、葉・果実・花粉を結びつける研究の物語を比べることができます。
ホースフライの魚と葉
プリスカカラ・アクイロニアとマクギニティエア・グラキリスは、現在のカナダ、ブリティッシュコロンビア州のホースフライで、始新世の記録として出会います。丸い尾をもつ淡水魚と、手のひらのように分かれた葉をつなげて見ながら、同じ化石産地が伝える水中と植物の痕跡を見てください。
北アメリカの昔の葉を比べます
暁新世・始新世の北アメリカの葉の化石には、さまざまな形が残っています。プラタヌス・レイノルドシーは3枚の小葉がつながった複葉を、マクギニティエア・グラキリスは手のひらのように分かれた葉身を示しています。小さな葉がくっついたものなのか、一枚の葉身が分かれたものなのかを比べてみてください。