
生物 · 節足動物
プロスコルピウス・オズボルニ
化石記録の年代範囲 · ≈ 423–420 Ma
推定生体復元
Proscorpius osborni
概要
プロスコルピウス・オズボルニは、シルル紀後期のサソリです。関節でつながったはさみと脚、節のある胴体と細くなっていく尾に、昔のサソリの姿を見てください。[1]
イラストを読み込み中…
主な事実
2008年の研究は、別々のサソリとして呼ばれていた二つの名前を、この種にまとめました。小さな体格と異なる比率を、新種の特徴というよりも、幼い個体の成長の違いと解釈した例です。[1]
時代と場所
現在のアメリカ合衆国ニューヨーク州で見つかった、シルル紀後期プリドリ世の化石です。代表的な産地はウォータービル近くのフォージ・ホロウで、バーティー層群フィドラーズ・グリーン層のフェルプス部層から出ました。[1]
年代範囲は出典の文脈を示し、この種の全存続期間を意味しません。
大きさ・形態・骨格
胴体の後ろの尾の部分は、はっきりした5つの節に分かれています。その後ろには、細くわずかに曲がった尾の先端部分であるテルソンが続きます。続く節と表面の稜が、観察の手がかりです。[1]
プロスコルピウス・オズボルニの研究標本8点は、全長が約1.3〜4.1cmでした。2008年の研究がまとめた平均の長さは約2.8cmで、小さな体でも、はさみと長く続く尾の姿を見ることができます。[6]
イラストを読み込み中…
生息地と繁殖
化石を含む地層には、海岸に近い海と高い塩分の痕跡が残っています。底が干上がってひび割れた記録もあり、研究チームは堆積物と化石をあわせて読みながら昔の環境を調べました。同じ産地の初期の陸上植物クックソニアの記録は、サソリが暮らした環境をめぐる問いも広げてくれます。[1]
化石の発見
物語は、1882年にオズボーンが採集した化石から始まります。ホイットフィールドは1885年にこれを記載し、後の研究チームは複数の博物館の昔の標本と新しい資料を集めて、32点をあらためて調べました。[1]
出典
研究の問い
鰓の切れ目と考えられていた場所は、再調査で重なった殻の断片と解釈されました。化石を見直すことが、昔の説明を変えうるという研究の物語です。[1]
観察ポイント
図では、はさみと脚の関節に沿って、胴体、5つの尾の節と尾の先へと視線を移してみてください。続く節と表面の稜を、順に探すことができます。[1]
関連する生物
シルル紀のサソリと初期の陸上植物
プロスコルピウスとクックソニア・ペルトニは、シルル紀の異なる化石資料で出会います。サソリの節のある体と、植物の枝分かれする茎・胞子嚢を比べながら、はるか昔の動物と植物の異なる構造を見てください。